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文と写真 宮崎市 千代延好晃さん

 今季のトラツグミは遅いな、もう来ないのかなと思いながら、3月1日市民の森の梅園を散策しました。その最中、梅園内の外周柵の2本のロープの間をくぐって外側に出ようとした時トラブル発生。ロープに右足を引っかけたまま、重いカメラごと地面に倒れこんで動けなくなりました。倒れた時も、右足はロープに引っかかったままでした。トラツグミの確認どころではありません。帰宅後、痛い足を引きずって何とか整形外科を訪問。右足首捻挫骨折(ヒビ)との診断。腫れてくるやら、痛いやらで大変な苦痛でした。

 その後の2週間余り、ギブスで固められ不自由な生活が続いています。3月17日(一緒に梅園でトラツグミ探しをした)事務局の田辺さんが「今日、やっとトラツグミに出会いました。」と見舞いかたがたの報告をくれました。「ああ、今季も忘れずに来てくれたんだな。」と嬉しくなりました。私の記録によると、昨年のトラツグミは、1月3日が初認ですので約2か月半ほど遅れての登場ということになります。1羽で、例年と同じ場所に出現との報告でしたので、昨年と同じ個体だろうと思われます。それにしても、どうして同じ地点に帰って来れるのでしょうか? 鳥は体内の器官にGPS機能を持っているので、ピンポイントで目的地に到達できるのでしょう。

 いずれにしても、今季も忘れずに来てくれたことに感謝です。トラツグミは私にとって毎年一度はお目にかかりたい冬場の風物詩です。カメラを携えて外出ができるようになるまで居てくれたら再会してみたいものです。トラツグミさんありがとう!

        📷2023年1月に撮影した珍しい枝どまりのトラツグミ

        ↓2024年3月 野鳥の会事務局 田辺撮影


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文と写真 宮崎市 諸岩則俊 

 3月21日午後に、県北の風景写真撮影の帰りに一ツ瀬川河口方面に立ち寄り

ました。当日は、少なくなった水鳥のほかにクロツラヘラサギとヘラサギが

群れでいました。

 遠目でしっかり確認が出来ませんでしたが、クロツラヘラサギ25羽、ヘラ

サギが4羽、合計29羽が一ツ瀬川の浅瀬に一列に並んでいました。

 潮が満ちてきていましたので、飛び立ちを待ちました。徐々に水位が上がり

午後2時過ぎほぼいっせいに飛び立ったので、飛行を撮影しました。

 移動した調整池では岸辺に並びすべてが顔をあげましたので、クロツラヘラ

サギとヘラサギの違いがよく分かりました。よく見ると赤・白のタグをつけた

個体やGPSの小型の機材を装着された個体も見受けられました。

📷一ツ瀬川河口の浅瀬で一休み

📷移動が始まる。

📷右から2番目は背中にGPS、胸部にアンテナコードのようなものが見える。左端は幼鳥

📷左端はヘラサギと思われる。

📷マガモの飛び立ちに驚いて見つめる。


  

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更新日:4月8日

                        宮崎市 前田幹雄

 春本番も間近になり、冬鳥たちもそろそろ繁殖地に向かう季節になりました。

ジョウビタキが大好きで今冬も楽しい写真を狙っていましたが、うまく行きま

せんでした。例年だと11月を過ぎると縄張り争いも落ち着き、ゆっくり観察

できるのですが今冬はすぐ藪に隠れることが多かったようです。

 私の散歩コースの宮崎霊園下の山内川沿いは今冬、ジョウビタキやシロハラ

ツグミなど冬鳥が少なかったように思います。例年だとジョウビタキは、4㎞の

散歩コースに10羽以上いるのに半数以下と言った状況でした。

 いつもの年と違ったのは猛禽が目についた事です。例えばハイタカを2023年

12月21日に初認、チョウゲンボウを同月26日に記録しました。1月早々には

ノスリを初認。その後もノスリとハイタカをよく見ました。こうした猛禽類が頻繁

に出没しているせいでしょうか、今冬のジョウビタキは警戒心が例年より強いよう

に感じました。

 これまで私は、ジョウビタキとうまくつきあえるという自信がありました。

「ジョウビタキさんよろしく!」「元気かい?」などと小さい声であいさつ、写真

を撮っていました。今シーズンも変わらずこの動作をしているのに、そそくさと

藪に飛び込んでしまいます。このようなジョウビタキを見るのは初めての経験で

今シーズンは気にいった写真が撮れませんでした。

 写真は散歩コースで3月16日撮ったジョウビタキのオスですが、いつも見る優しい

表情でありませんでした。

       📷例年と違う表情のジョウビタキ(雄)


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