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更新日:9月18日

文と写真 事務局 田辺英樹

 9月中旬を過ぎても、まだまだ蒸し暑い日が続いています。

この暑い日々のなか、台風や竜巻の被害に遭われた皆様方には、心より

お見舞いを申し上げます。

 いつになったら涼しくなるのかと恨めしく思う毎日ですが、宮崎市内では秋に

向けての野鳥の移動が始まっているようです。

 南方への移動を目前にひかえ山間部などで繁殖をしていた夏鳥は、海辺の近くや

市街地の公園などに降りてきて、エサ取りでエネルギー補給をします。

また九州以北や北方で夏を過ごした鳥の一部が、南方に移動する途中でエサ取りや

休憩をするために宮崎にも立ち寄ります。

 9月初旬から、宮崎市の市民の森には夏鳥のキビタキやサンコウチョウ、オオル

リの若鳥が来ていました。また、旅鳥のエゾビタキも観察されています。今年は例年

よりエゾビタキの数が多いようです。

 過酷な南方への旅立ちを前に、これらの鳥たちはエサ取りや、休息でエネルギー

の貯えに余念がありません。観察される場合は静かに遠くから見守って下さい。

       📷キビタキ♂(オス)

       📷オオルリ♂若鳥

        📷エゾビタキ

        📷地面の虫を捕らえるエゾビタキ






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更新日:10月2日

  都城市 金御岳と延岡市 愛宕山 見ごろは10月前半          

 まだまだ暑いですが、9月中旬からサシバの渡りが始まります。澄み切った青空をバックにタカ柱を作りながら越冬地に向かうサシバの群れは、野鳥好きな人ばかりでなく初めての人にとってもたまらない光景の一つです。

 日本野鳥の会宮崎県支部では金御岳(都城市)で10月5日、愛宕山(延岡市)で10月6日にサシバ観察会を開催します。興味のある人は出かけてみませんか。青空をバックに越冬地の南方に向かう群れの通過が観察できます。なお、金御岳は全国有数のサシバ観察地で県外からもたくさんのファンが訪れています。

 毎年データをとっている金御岳の過去10年間(2014~2023年)のサシバの平均羽数をみるとピークがこれまでの10月10日より早く10月2日になっています。見ごろは9月30日から15日ごろまでです。サシバは省エネ飛行するため雨の日は飛びません。雨が降った後、すっきりした晴天日に大きな群れに出会うチャンスが高いようです。

 当日の天気を見て金御岳に出掛けてください。霧島連山や鰐塚山系を一望できる金御岳は標高472㍍。頂上近くにサシバの館と駐車場があります。双眼鏡がなくてもタカ柱を見ることができます。

 サシバが四国から宮崎県内に入る延岡市の愛宕山も観察地として注目を集めています。

毎年県北の人達がシーズンになると訪れています。


☆サシバ探鳥会は10月5日㈯都城市金御岳10月6日㈰延岡市愛宕山。 どちらも雨天中止

 🐦都城市金御岳の観察会は5日午前8時から。サシバの館前展望台にある駐車場にて。

    問合せは 中原 聡さん ☎0986‐22‐5170。

 🐦延岡市愛宕山の観察会は6日午前8時から。愛宕山山頂展望台

     問合せは 永田敏治さん☎0982‐33‐3436。


📷サシバのタカ柱(サシバの群れの螺旋上昇)

📷サシバのカウント作業風景


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更新日:9月14日




文と動画 えびの市 上谷川 則男さん

 各地でツバメのねぐら入りが話題になる時期ですが、えびの市では毎年9月にコムクドリの大群が見られます。コムクドリは、主に9月10日~9月30日の間、早朝6時頃にえびの市内を流れる川内川、河川敷にある竹やぶを一斉に飛び立ち、夕方6時頃になるとこのねぐらに戻ってきます。

 この動画は2023年9月24日に撮影しました。この時期に、ねぐらとしている竹やぶから

一斉に飛び出したコムクドリの大群は数万~数十万羽であろうと思われます。圧巻です。

 今年もコムクドリの大群を見られるのを楽しみにしています。

📷コムクドリの大群の動画(15秒)


📷拡大写真


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