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                文と写真 宮崎市 前田幹雄

 サクラの咲く季節となり、里山や公園に出かけるとウグイスの囀りが聞こえるようになりました。声はすれども・・・ウグイスは鳴き声はよく聞きますが、なかなか姿が見られない鳥と言われます。

 先日私の近くでウグイスがさえずっていたので口笛でホーホケキョ!と真似をしたら、〃私が本物の春告鳥だよ!〃と言わんばかりに近くの木にやってきました。

3月9日午前11時ごろ展望台のある宮崎市臨海公園を散策してみました。公園北側の石のベンチに座ると、2カ所でウグイスが囀っていました。

1羽は近くで鳴いているので、口笛で「ホーホケキョ」と真似てみました。するとこのウグイス君は自分のライバルと思ったのか、近くの高さ5㍍ぐらいの木にとまってこちらをジロリ。ライバルの正体が、メガネのおじさんと分かったからかすぐに飛び去りました。このジロリの瞬間は幸運にも撮影することができました。

 ウグイスは、頭部から尾の上面がオリーブ褐色で下面はくすんだ白色です。もともと地味な鳥ですが、今回見たウグイスはシックで美しいオスでした。

 ウグイスはこれから繁殖シーズンを迎えます。オスは藪から出て、高い木の上で盛んに囀ります。これは自分の縄張りの宣言と、メスへのアピールです。

皆さんもウグイスのさえずりが聞こえたらしばらく立ち止まって、声の主を探してみてください。運が良ければ姿が見られるかもしれません。

 

📷上段;今回撮影したウグイスのオスです。一見しただけきれいさが分かると思います。


   📷下の写真は2020年6月に撮影。囀り続けたため喉の羽毛が抜け落ちています。


 
 
 

更新日:4 日前

                文と写真 宮崎市 前田幹雄

 探鳥会に出かけるとしばしば、野鳥の能力に驚かされることがあります。2026年3月20日開催の西都原探鳥会がまさにそうでした。何と警戒心が強いツグミが忍者みたいに

〃木の葉隠れの術〃をやっていました。

 探鳥会終了後、帰りかけていたら参道横の高さ6㍍ぐらいの広葉樹の茂みの中にツグミがいるようで、探鳥会に参加者してくれた人が写真撮影をしていました。枝や葉がかぶり苦労されているようです。そこに同じく帰りがけの参加者6人が合流。広葉樹との距離はわずか5㍍ほどですが、ツグミがどこにいるのか分かりません。「どこにいるんですか?」と尋ねると「あそこ!枝と葉っぱの間ですよ」と説明してくれるのですがわかりません。茂み

のあちこちを探してみると、やっと顔部分が隠れているツグミを確認できました。

 ツグミは警戒心が強く、近くで人が声を出したり写真撮影をするとすぐに移動するのですが、このツグミはまったく飛びたつ気配がありません。

立ったままでは、枝に邪魔されてまったく絵になりません。地べたに座って、やっと枝や葉っぱに隠れていたツグミを撮影できました。「このツグミまるで忍者みたいです!」「人が近くにいても動こうとしないのが不思議ですね!」などギャラリーが騒いでも動こうとしませんでした。長年野鳥を見てきましたが、近づいても飛び立たないツグミは初めての経験でした。

 今冬ツグミは少ないと言われていましたが、今回の探鳥会では20羽近く見られました。御陵墓前にある手水場にかわるがわるやってきては水を美味しそうに飲んでいました。

        📷やっと撮影できた葉隠れツグミ 

        📷手水場で水を飲むツグミ


 
 
 
  • 事務局
  • 4 日前

シ メ (鴲、蠟嘴)

 全長18cm 平地から山地の落葉広葉樹林や雑木林、農耕地、市街地の公園などに来る冬鳥。

地鳴き:チッ、ツイリリーッツー さえずり:ツツツ、チューピッピッツィリリ

ムクノキ、エノキ、カエデなどの硬い種子や草の実を食べる。

 オスは頭の上部と耳羽が茶褐色で、頭の後ろは灰色。嘴は円錐形で太く大きい。嘴は冬は

肉色で夏になると濃紺になる。風切羽は青黒色、背中は暗褐色、尾も暗褐色で先端に白斑がある。目から嘴の周りや喉にかけて黒色で、胸から下は淡い茶褐色。メスはオスより全体的に色が淡い。冬は単独で生活するが、渡りの時は群れをつくる。渡去は遅い。地上でも落ち葉の下から草木の種子を探して食べる。    「みやざきの野鳥図鑑(2015鉱脈社)より部分引用」

 撮影者 真方富士代さん 西都原公園探鳥会で撮影されました。    


         📷シメ オス 2020年3月1日 市民の森で撮影


 
 
 

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