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         宮崎県での見頃は9月下旬から10中旬

                         文と写真 宮崎市 前田幹雄さん

 秋の到来を告げるサシバ(中型の猛禽・夏鳥)の渡りは、9月下旬から10月中旬まで続きます。青空をバックにタカ柱(らせん状に上昇する群れ)を作りながら越冬地に向かうサシバの群れは

愛好者ばかりでなく初めての人にとってもたまらない光景の一つです。

 宮崎県支部では、全国有数の観察地として有名な都城市の金御岳と、延岡市の愛宕山で

探鳥会を開催します。日程は金御岳が10月4日㈯、愛宕山が10月5日㈰です。

 金御岳の過去10年間(2015~2024年)のサシバの平均通過数をみると、9月下旬から10月

中旬まで観察を楽しめます。最高は8日の1,787羽、次いで2日1,750羽、10日の1,721羽がトップ3です。1,000羽以上通過した日付は1日、3日、5日、6日、7日です。これは愛宕山にも通じる傾向です。

 サシバは気流に乗って飛行するため雨の日は飛びません。雨が降った日の次の日が、晴れであれば、大きな群れに出会うチャンスが高いようです。サシバ観察をする時は、前日や

当日の天気を確かめてお出かけください。

 霧島連山や鰐塚山系を一望できる金御岳は標高472㍍。頂上近くにサシバの館と駐車場があります。双眼鏡がなくてもタカ柱を見ることができます。サシバが四国から県内に入るルートの入口にあたる延岡市の愛宕山(標高251㍍)も観察地として注目を集めています。

このほか、西都原(西都市)や天ヶ城(宮崎市高岡町)でも見られます。


☆探鳥会は10月4日が金御岳、5日は愛宕山☆

 金御岳探鳥会は、4日㈯午前8時から山頂にある展望台の駐車場で行います。雨天中止。問い合わせは 中原 聡さん ☎0986(22)5170

 愛宕山(延岡市)では5日㈰午前8時から同山駐車場で開催。雨天中止。

問い合わせは 永田敏治さん☎0982(33)3436


       📷日付別サシバのカウント数

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※ 金御岳の毎日のサシバカウント状況はサシバの渡りから確認できます。


 📷サシバのタカ柱

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       📷展望台からサシバの数をカウントする愛好家

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 いよいよ金御岳でサシバの秋の渡りの観察が始まりました。詳細はリンク先を見てもらいたいのですが、まだ時期が早いのでサシバは観察されていないようです。しかし白樺峠などでは動き始めているようなので、北の方から順次報告が始まることかと思います。例年、金御岳では9月末からカウントが伸びてきますのでしばらくお待ちください。

 
 
 

1.日 時 令和7年(2025年) 9月7日(日曜日) 天候:晴れ

2.参加者 23名

3. コメント

  カラ類が木々を移動し、スズメは御神田付近に群れ、カワセミやリュウキュウサンショ

ウクイの声も聞こえるなど、涼しいクスノキの木陰からの移動は控えて、定点観測を選択

したくなるような朝でした。

東苑は草が伸びて歩きにくそうだったので、舗道で民家園へと向かいました。東苑北側

では頭上の枝にいたコゲラやシジュウカラを、顔を上げて観察しました。

博物館前では、坂本さんにお願いして鳥合わせを行い、田辺さんからは、先月実施した

「ツバメの塒入り観察会」のその後の報告もありました。

後半は、野鳥の姿も見ず、鳴き声も聞かずにゴールでしたが、今回はスダジイを拾った

り、ツチアケビを見たりの自然観察会となりました。

神宮の森では杉の大規模な間伐が行われており、日の射す森となっていました。

 4.今回出会えた野鳥 14種

   エナガ、カワセミ、カワラバト、キジバト、キセキレイ、コゲラ、シジュウカラ、ス

  ズメ、ツバメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、メジロ、ヤマガラ、リュウキュウサ

ンショウクイ

         

コゲラ? シジュウカラ?   
コゲラ? シジュウカラ?   
ヤマガラ出た!
ヤマガラ出た!
奇麗なナミアゲハ
奇麗なナミアゲハ
ツチアケビ
ツチアケビ
御神田のスズメ
御神田のスズメ

 
 
 

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