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                         文と写真 宮崎市 前田幹雄さん

 梅雨入りした宮崎県内、雨や暑い雲に覆われ、うっとうしい日が続いています。こんな時期でも野鳥たちにとって大事な羽の手入れが欠かせません。宮崎市民の森の遊歩道にある水たまりでシジュウカラやメジロ、スズメが仲良く水浴びしていました。

 継続観察のスポットにしている市民の森に2026年6月6日で行ってみました。

今日の狙いは、西園の西側にある田んぼに毎年やってくるオオヨシキリでしたが、独特のギョシ・ギョシの鳴声はまだ聞かれませんでした。田んぼの観察を諦めて、憩いの池に戻ってくると近くの遊歩道の水たまりで、シジュウカラやメジロ、スズメなど10数羽がかわるがわる水浴びしていました。

 水たまりにそーっと近づいてみましたが、こちらを気にすることもなく羽を動かしたり、頭をつけたりと水浴に余念がありません。夢中で水浴びするメジロはずぶ濡れ。シジュウカラは今季、巣立ったヒナも親鳥と一緒に水浴びしていました。

 空を飛ぶ野鳥たちにとって羽の手入れは欠かせません。羽毛についた汚れやほこり、古い脂、ダニなどの寄生虫を洗い流すためです。

近くに憩いの池という水場があるのですが、遊歩道にたまった水たまりは、小さな鳥たちにとって最高の場所なのでしょう。道沿いにある木から、安全を確認して次々に降りてきて水浴びをします。いつもはきりりとした姿のメジロも、水浴び直後は濡れた羽がぼさぼさで

みすぼらしい姿になります。

 水浴びをした後は樹上で、自分の尾の付け根にある尾脂腺から嘴に脂をぬりつけ、これを羽に薄くのばして羽繕いします。小さな鳥たちが水浴びや羽繕いをしている光景は、見ていてほほえましいのですが、鳥たちは命を守る大切な羽のメンテナンスとして真剣に行っています。公園などを散歩する時は、遊歩道の水たまりを探して観察してみてください。

           📷遊歩道の水たまりで水浴びするメジロ、シジュウカラ。

          📷シジュウカラ幼鳥の水浴び


 
 
 

  オオルリ 漢字名 大瑠璃

学名 Cyanoptila cyanomelana  英名 Blue-and-white Flycatcher 

低山帯から亜高山帯の渓流沿いでよく茂った森林に生息する16.5cmの夏鳥。

ピーリーリンチチン、ジジッと鳴く。 地鳴きは ヒー、ヒーまたはティリリ。

樹上で昆虫類やクモなどエサとする。空中で飛翔昆虫も捕食する。

宮崎県では準絶滅危惧種。日本三鳴鳥の1種。あと2種はコマドリとウグイス。

オスの背中は光沢のある鮮やかな青色で、尾の基部には左右に白斑がある。

喉、顔は黒、腹部は白い。メスは全体に地味な暗褐色。オスが美しい色彩に

なるには2~3年かかる。     【部分引用 みやざきの野鳥図鑑2015年鉱脈社】

          オオルリ オス 2020年4月13日 市民の森

          オオルリ メス 2020年10月16日 市民の森

            撮影 オスメスとも事務局 田辺英樹

 
 
 

2026年5月29日 朝8時頃、自宅庭の木の上でモズが鳴いていました。

モズの若鳥が鳴いているのだと思って気に留めませんでした。しかし、モズの

鳴き声「ギチギチギチ」と少し違うような気がしてよく聴いてみると「ギュッ

ギュッギチギチギチ」と鳴いていました。台所の窓を開けて、木の枝に止まって

いる個体を双眼鏡で見たらチゴモズでした。窓からの距離は25mほどあり

望遠レンズで撮影しました。チゴモズは鳴きながら体を水平に保ったり背伸び

するようなポーズをとってくれました。


チゴモズ スズメ目モズ科 漢字名 稚児百舌 学名 Lanius tigrinus Drapiez

     英名 Tiger Shrike

 迷鳥で全長は19cm。モズよりわずかに小さい。鳴き声はギュッギュッギチギチ。

昆虫や甲虫、両生類などをエサとする。はやにえをする。

 オスは額の過眼線は黒く、前頭部から後頚部は青灰色。背と尾は赤褐色。

メスは全体的にはオスに似ているが腹部の脇に褐色の横斑がある。

日本では北海道や本州に夏鳥として飛来する。九州での記録は稀で、宮崎県での

記録は2004年5月に延岡市での記録がある。

       🐦上谷川邸を訪れた珍しいチゴモズ


 
 
 

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