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                       文と写真 宮崎市前田幹雄さん

 宮崎の自然合同研究発表会が2026年3月7日、宮崎市の県立美術館アートホールで開催されました。日本野鳥の会宮崎県支部からは田辺英樹会員がツバメの集団ねぐら入りの観察を報告しました。大淀川河口でスケールの大きいツバメの集団めぐら入りが見られることに

出席者も驚いていました。

 研究発表会は今年で14回目。宮崎の自然に関心を持ってもらおうと野生動物や昆虫、植物、地質など各分野での研究や観察結果を毎年発表しています。田辺さんは宮崎市内の大淀川で観察されたツバメの集団塒入りについて報告しました。

 南方への渡りをするツバメの1年間の活動サイクルや、繁殖活動について説明したあと

宮崎市天満橋下流の左岸のヨシ原で、2024年8月から9月中旬にみられたねぐら入りの様子を次のように説明しました。「日が落ち始めると空を覆うようにツバメが飛来し、大きな群れをつくって飛び交います」「日がおちて薄暗くなると川面やヨシ原の上空を飛んだ後、ヨシ原に飛び込みます」などと解説。その数はざっと2万羽以上ではないかと述べました。

 2025年は天満橋から下流の市役所付近のヨシ原が8月から9月にかけて集団ねぐらになり、ここでも5000羽ぐらい見られたと説明。ヨシ原では高さが2から3㍍ぐらいのヨシの 枝葉でツバメは集団で寝るそうです。これは高いところで夜を過ごしヘビや小動物から身を守るためと説明がありました。

 田辺さんは「スケールの大きなツバメの集団ねぐら入りが、宮崎市内の中心部で見られるのは珍しい事だと思います。今年は是非観察をしてみたら如何でしょうか!」と述べていました。

 このほか野鳥の会会員で植物同好会の井上伸之さんは国、県の絶滅危惧植物の「ヒュウガタイゲキ」について発表されました。「黄色の花が咲くヒュウガタイゲキは、草丈が1.5㍍ぐらいになる宿根多年草です。県内で一カ所しか自生地はなく、ススキやネザサが繁殖すれば消失してしまいます。このため毎年、繁殖地でのススキやネザサの伐採や樹木類の除去作業が欠かせません。」と述べていました。

          📷ツバメのねぐら入りを報告する田辺英樹会員

          📷夕空を群れ飛ぶツバメの群れ


 
 
 
  • 事務局
  • 3月2日

1.日 時 令和8年(2026年) 3月1日(日曜日) 天候:晴れ

2.参加者 31名

3. コメント

  三月となりいよいよ春の気配が漂ってきました。今日のリーダーは、本日初登場の新進

気鋭の廣重さんです。堂々としていて何度も経験したベテランのような雰囲気で案内が始

まりました。

スタート地点の広場では二月の探鳥会とは打って変わってあちらこちらから鳥の鳴き声

が聞こえてきます。藤棚にはシジュウカラがちょろちょろとすぐそこまで近づいてきて、

ツツチイとせわしく鳴いていました。するともう一羽が現れて、どうやらオスがメスを呼

んでいるようでした。ヤマガラ、ヒヨドリ、コゲラ、カワラヒワ、そしてハシブトガラス

の声も聞こえてきます。特にカワラヒワは杉の天辺でキリキリ、ジーンとよく響く声で一

生懸命鳴いていました。今日はカワラヒワの鳴き声が行程中あちことでずっと聞こえてき

て、探鳥会のバックミュージックになりました。

道筋にはムサシアブミの新芽が見られ、きのこ(キツネノカラカサ?)も出ていて、春

の息吹を確認。古民家園ではヤマガラのオスがメスに餌を渡すシーンが見られて、鳥たち

の気持ちの高ぶりが実感できました。

中間鳥合わせでは、鳥の種類が18種と例年と比べて少ないことが分かり、昨年から感じ

ていた鳥の少なさが続いているようでした。ただし、この後の行程で3種が追加確認でき、

特に終わりの会ではオジロビタキがまたまた現れ、2か月間も居ついてくれていることに驚

くとともに、来年も来てくれることを願ったところでした。

今日は鳥たちの仲睦まじい姿があちこちで見られて、春を感じられるほのぼのとした観察

会となりました。

4.今回出会えた野鳥 21種

  アオサギ、アオジ、ウグイス、エナガ、オジロビタキ、カルガモ、カワラバト、カワラ

ヒワ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ツバメ、ハ

シブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウ

クイ


堂々としたリーダーデビューの廣重さん  
堂々としたリーダーデビューの廣重さん  

シジュウカラがチョロチョロ
シジュウカラがチョロチョロ
ムサシアブミとキツネノカラカサ?
ムサシアブミとキツネノカラカサ?

オジロビタキが登場(2か月前からいます)
オジロビタキが登場(2か月前からいます)

 
 
 

白黒ツートンのコゲラに感激   文と写真 宮崎市 前田幹雄

 

 2月14日㈯ みやざき公園協会主催の市民の森探鳥会が行われました。今冬は野鳥が少ないなかでの観察会ででしたので多少の不安がありましたが、西園から東園へのコースで探鳥会が行われました。

 公園協会市民の森探鳥会は、毎年梅の花が咲く2月中旬に実施されています。今回は21名が参加され、探鳥会の楽しみ方や危険防止の注意事項などを説明した後スタート。先ずは西園にある憩いの池に向かいました。池の手前の運動広場ではハクセキレイがいました。憩いの池にはカルガモ2羽浮かんでおり、それぞれを望遠鏡で見てもらいました。残念ながら女性に人気のカワセミの姿はありませんでした。

 憩いの池の観察が終わり、運動広場に戻ってみるとジョウビタキのメスがいて近づいても逃げませんでした。目の前の姿に参加者から歓声があがりました。モミジバフウ(アメリカンフウ)の大木では、コゲラが盛んに実をつついていたので望遠鏡でみてもらいました。「初めて見ました。白黒できれいですね」「キツツキの仲間ですか」「縞模様がとてもすてき」などとの声があがりました。コゲラを見ていたらヤマガラも目の前にやってきて、しっかり見る事ができました。

 このあと東園のみそぎ池ではオオバンやキセキレイ、ビンズイを望遠鏡でじっくり見てもらいました。この日はどういうわけか、野鳥がのんびりしており1台の望遠鏡でほとんどの人が、野鳥の美しさを確かめることができました。初めての人も「参加してよかった。これからは散歩のときでも野鳥を観察してみたい」「鳥もよく見るときれいですね。とても楽しかった」などと語っていました。今回見られなかった青い鳥のルリビタキやジョウビタキのオスなどの写真をみてもらいました。最後に野鳥の会主催の3月行事として宮崎神宮と西都原での探鳥会をPRしました。(写真は資料写真)

          📷動かずにいてくれたジョウビタキ♀

          📷虫を探すコゲラ


 
 
 

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