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日本野鳥の会 宮崎県支部
宮崎の野鳥紹介コーナー


8月の表紙の鳥 アオバズクの観察報告
報告 高原町 藤本久美さん 娘と私は2018年から、近くの小学校で繫殖するアオバズクを観察しています。 今年(2026年)の繫殖の様子を簡単に報告します。 5月23日 営巣木の近くで親2羽を初認しました。 その後しばらくするとオスと思われる親鳥1羽が、見張りのために 定位置で枝どまりを続けるようになりました。 7月 5日 営巣木のウロを注意深く見ると、ヒナ1羽の顔を見ることができました。 7月 9日 営巣木の枝にヒナ2羽が巣立っていました。 7月12日 3羽目のヒナが巣立ちビックリしました。 7月15日 営巣木から近くの木に親子で飛ぶ姿を確認。初めての経験です。 この日を最後に、小学校からどこかに移動していきました。 この間、初認日から巣立ちの完了まで50日が経過したことになります。 アオバズクの観察を始めて9年目。今年もこの小学校に来て子育てをしてくれた ことを心から感謝しています。 最後にまとめの感想です。 アオバズクのヒナは、姿も仕種も信じられないほどかわいくて、見ているだけ...


7月の表紙の鳥 コアジサシ
全長28cmの夏鳥 沿岸や河口、干潟で生息する。鳴き声はキリッ キリッ。 宮崎県では絶滅危惧ⅠB類。雌雄同色で黒い頭に白い額のコントラストが 鮮やかである。黄色で長い嘴は先端が黒い。体下面、腰、尾は白く、上面は 青灰色。 宮崎には夏鳥として飛来し、砂地のある河口や海岸にコロニーをつくり集団 繁殖をするが、近年宮崎県への渡来数は減少している。砂地に2~3個の卵を 産む。空中を飛びながら獲物を探し、ホバリングをした後、水中に飛び込んで 小魚を捕らえる。 【みやざきの野鳥図鑑 2015年鉱脈社から部分引用】 コアジサシは県の希少種に指定されており、 「県の許可無く、捕獲、採取、殺傷又は損傷するなどの条例に違反した場合、 罰則(最高で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)が適用されます。 コロニーへ立ち入りし、卵の破損や採取、卵の移動、ヒナへの損傷、飼育、譲渡 も含みます。」


6月号表紙の鳥 オオルリ
オオルリ 漢字名 大瑠璃 学名 Cyanoptila cyanomelana 英名 Blue-and-white Flycatcher 低山帯から亜高山帯の渓流沿いでよく茂った森林に生息する16.5cmの夏鳥。 ピーリーリンチチン、ジジッと鳴く。 地鳴きは ヒー、ヒーまたはティリリ。 樹上で昆虫類やクモなどエサとする。空中で飛翔昆虫も捕食する。 宮崎県では準絶滅危惧種。日本三鳴鳥の1種。あと2種はコマドリとウグイス。 オスの背中は光沢のある鮮やかな青色で、尾の基部には左右に白斑がある。 喉、顔は黒、腹部は白い。メスは全体に地味な暗褐色。オスが美しい色彩に なるには2~3年かかる。 【部分引用 みやざきの野鳥図鑑2015年鉱脈社】 オオルリ オス 2020年4月13日 市民の森 オオルリ メス 2020年10月16日 市民の森 撮影 オスメスとも事務局 田辺英樹


5月の表紙の鳥 ハチジョウツグミ
宮崎では稀な冬鳥。全長:24cm 生息環境:平地や林、農耕地、河原など。 今回は農耕地で発見された。 鳴声:キョ キュ キュキュとツグミと似ている。 食性:土中のミミズ、木の実など 行動:国内では1羽で見られることが多い。ツグミとほとんど同じような 行動をする。地上を跳ね歩いてはパッと立ち止まりながら、ミミズなどを 捕食する。 特徴:背や腹部などツグミでは黒い部分が橙色をしている。ただ羽衣の色は 個体変異も多い。 以前はツグミの別亜種とされていたが「日本鳥類目録 改訂第8版」から 独立種として扱われるようになった。 【部分引用 新日本の野鳥2024年 株式会社山と渓谷社から】


4月 表紙の鳥
シ メ (鴲、蠟嘴) 全長18cm 平地から山地の落葉広葉樹林や雑木林、農耕地、市街地の公園などに来る冬鳥。 地鳴き:チッ、ツイリリーッツー さえずり:ツツツ、チューピッピッツィリリ ムクノキ、エノキ、カエデなどの硬い種子や草の実を食べる。 オスは頭の上部と耳羽が茶褐色で、頭の後ろは灰色。嘴は円錐形で太く大きい。嘴は冬は 肉色で夏になると濃紺になる。風切羽は青黒色、背中は暗褐色、尾も暗褐色で先端に白斑がある。目から嘴の周りや喉にかけて黒色で、胸から下は淡い茶褐色。メスはオスより全体的に色が淡い。冬は単独で生活するが、渡りの時は群れをつくる。渡去は遅い。地上でも落ち葉の下から草木の種子を探して食べる。 「みやざきの野鳥図鑑(2015鉱脈社)より部分引用」 撮影者 真方富士代さん 西都原公園探鳥会で撮影されました。 📷シメ オス 2020年3月1日 市民の森で撮影


3月表紙の鳥 ハイイロチュウヒ
河原、草地、農耕地に生息する冬鳥。全長はメスが53cm、オスが43cm。 ケッケッと鳴く。小型の哺乳類、両生類、鳥類をエサとする。宮崎県では絶滅危惧Ⅱ類 に指定されている。雌雄で体色が違い、オスは体上面が灰色で下面は白。メスは暗灰褐色。 腰と上尾筒は白い。10月頃、北の方から渡来する猛禽、チュウヒに比べるとやや小さい。 チュウヒは沿岸部を中心に生息するが、ハイイロチュウヒは中山間部の河川敷や、広い草原、耕作地などでも見られる。日本野鳥の会宮崎県支部会員有志の調査(2025年12月~ 2026年1月)で県内で23羽が確認された。メスが21羽、オスが2羽であった。 九州や宮崎ではチュウヒよりもハイイロチュウヒが多いと考えられている。 (表紙写真はハイイロチュウヒ メス幼鳥) 参考写真 ハイイロチュウヒ♂ 宮崎市 杉尾稔彦氏 撮影 ハイイロチュウヒ♀ 延岡市 田辺英樹 撮影


2月 表紙の鳥 カツオドリ
海上で見られる冬鳥で数は少ない。群れでいるときや繁殖期には グワッ グワッ グワッなどと鳴く。トビウオ、アジ、サヨリ、イカ類、エビ類 をエサとする。雌雄ほぼ同色。成鳥は黒褐色で、腹部から体下面と下雨覆のみ が白い。嘴は淡黄色で、オスは目の周りの裸出部に青色味がある。尾羽はくさ び型。宮崎県内では冬鳥として海上に渡来する。 「部分引用:みやざきの野鳥図鑑2015年鉱脈社」 撮影:宮崎市 原田真紀さん 鹿児島に向けて移動中に発見、撮影された。


2026年1月表紙の鳥
オシドリ 森林で囲まれた湖沼、河川、渓流などで生息する。冬鳥であるが一部は 留鳥として観察されている。全長は46cm。雄は ウィップ ビュイ、メスは キュイ クァッと鳴く。雑食性で草の種子や木の実を食べる。ドングリが 好物である。あと水生昆虫なども食べる。 成鳥の雄は全体が黄褐色で顔は白く、嘴はピンク色とカラフルである。 銀杏羽と呼ばれる風切羽は特徴的。成鳥雌は全体が灰白色で白いアイリング が目立つ。


ソリハシセイタカシギ飛来!
文と写真 事務局田辺英樹 宮崎市の県立平和台公園に珍しいソリハシセイタカシギが3羽いました。 ソリハシセイタカシギ チドリ目セイタカシギ科 学名: Recurvirostra avosetta Pied Avocet 水田、入江、干潟で見られる稀な旅鳥(ごく稀に越冬) 全長は43㎝ リイッ ホイッと鳴く。昆虫、甲殻類、ゴカイなどを食べる。 雌雄同色で成鳥は全体に白と黒の単純な配色で遠目からも目立つ。嘴は 黒色で細くて先が反り上がり、極めて特徴的である。足は青灰色で長い。 幼鳥は褐色みが強い。 県内では、稀な旅鳥または冬鳥として、干潟や入江、河口、沿海地の 水田などに渡来する。過去実績では、多くは単独で観察されるが、3羽 同時に渡来したこともある。今回3羽確認できたことは珍しい事例と言える。 みやざきの野鳥図鑑(鉱脈社)より部分引用
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