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  • 事務局
  • 2024年4月30日

「 エッ ! 未だ居たのジョビコさん!」

文と写真 宮崎市 千代延好晃さん

 もう4月下旬、夏鳥も来ているのに冬鳥のジョビコさんがまだいてくれました。

4月24日宮崎市民の森西園「いこいの池」の滝で水浴びする小鳥がいました。この時期ですので、キビタキのメスかなと思いましたが、カメラの焦点が合わず識別ができませんでした。「キビタキにしては尾羽が長く赤い! もしかしてコマドリでは!?」と色めき立ち、4月26日に再度,池の滝の近くで張り込んでみました。静かに観察していると午後2時半ころ、周囲を窺いながら赤っぽい小鳥がやって来て水浴びを始めました。今度こそコマドリかと思いシャッターを切りましたがモニターで確認すると、なんと北帰行したはずのジョウビタキのメスでした。道理で二日前に観た鳥さんは、尾羽が長く、赤っぽく感じたはずだと思いました。

このジョビコさんは、昨年12月13日から「流れる滝」付近に住み着いていた個体に酷似していましたが、夏羽に衣替えしているようでした。久しく見かけなかったので、もう渡去したものと思っていました。今の時期はオオルリ、キビタキ、アカハラが観察できますが今日は、池の対岸(東側)でクロツグミが囀っていました。市民の森は、今まさに夏鳥の森というのに冬鳥のジョウビタキがいたことにびっくりしました。ひょっとして私に別れの挨拶をするために居残ってくれたのかもしれませんね。いつまで居てくれるのかは分かりませんが、どうか元気で北の国へ帰りついてほしいものです。

「さようなら、ありがとう!来年もここで会おうね!」と告げて帰途につきました。

          📷写真3枚 いずれもジョウビタキ♀

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  • 事務局
  • 2024年4月11日

文と写真 事務局 田辺英樹

 4月なり野鳥ファンは、夏鳥の渡来が気になっていることと思います。

聞いた情報では4月3~4日頃にはキビタキやオオルリなどの夏鳥が

宮崎市にも来ているようです。

市民の森には、キビタキ・オオルリが来ているそうで写真や情報を頂

いております。加江田渓谷でもオオルリが盛んに囀っており、留鳥の

ミソサザイが繁殖に向けて一生懸命鳴いていました。

 夏鳥は、長距離飛翔の末にやっとこさ海岸線の森や、市街地の公園など

に到着します。そして、くたくたの体を休めたり、使い果たしたエネルギー

の補給のためにエサ取りをします。そしてつかの間の休息を済ませ、すぐ

さま県内の山手の森林に移動して繁殖の準備に取り掛かります。

 我々の身近な公園などに到着したばかりの夏鳥は、疲労の極致で、空腹で

とても弱っています。追いかける人間から逃げ回る体力もないというのが

実態です。

 バードウォッチャーや、野鳥写真を撮る人は、渡来してくれた鳥の状況を

踏まえたうえで、接して頂ければ幸いです。

        📷高枝のオオルリ

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        📷木陰から撮れたミソサザイ

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  • 事務局
  • 2024年4月3日

 文と写真 えびの市 上谷川 則男さん

 えびの市のカワウは、1996年頃から飛来が確認されました。その後、市内を流れ

る川内川とその支流で一年中見られるようになり、今では200羽以上を数える日も

あります。カワウは水に潜ってカワムツや放流アユなどの魚を食べています。

 写真のカワウは2023年3月26日午前6時半頃、川内川の支流・長江川で撮影しま

した。カワウはナマズをくちばしにくわえて振り回し、何度も飲み込もうとしました

が、ナマズの体が大き過ぎたのか飲み込めませんでした。この光景は5分間ほど続き

結局、カワウはナマズをくちばしにくわえたまま泳ぎ去りました。

      📷ナマズを咥えたカワウ

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      📷大きなナマズに苦戦するカワウ

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