巣から落ちたヒナを見つけたらどうするか?その他、傷病野鳥の対応の仕方を説明します。
🐦 負傷や死んだ鳥の対応は県や各地の農林振興局にお問合せ下さい。 5月〜6月は野鳥のヒナが巣立つ時期で、県内各地でスズメやツバメや他の野鳥のヒナをよく見かけます。また地面に落ちたヒナ鳥や、負傷したり死んだ野鳥に関する問合せが、日本野鳥の会 宮崎県支部に数多く時期でもあります。 地面に落ちたヒナ鳥は、拾って持帰らず近くの植込みの下や、手が届けば木の枝に戻してあげて下さい。近くに心配した親鳥がいますので勝手に持ち帰ってはいけません。 また、羽を痛めた野鳥を保護したり、飛べない鳥を見つける事が多くなるのもこの季節ですが、このような場合は下記の対応窓口にご相談ください 野鳥は法律で勝手に保護することが禁じられています。日本野鳥の会県支部でも預かることはできませんので下記宛に連絡、ご相談ください。 死んだ野鳥を見つけた場合は、細菌や寄生虫に感染しないよう素手で触らないようにして、ビニール袋に入れて密封してから。県や市町村、家畜保健衛生所に連絡してください。野鳥が大量に死んでいる場合は毒物などを食べて死亡したことも考えられますので、ここでもすぐ、連絡先に書いてある県や市町村、家畜保健衛生所に電話してください。 ☎ 負傷鳥や死んだ野鳥についての相談連絡先 県自然環境課 0985-26-7291 各地の農林振興局 中部 0985-26-7278 児 湯 0983-41-4011 東 臼 杵 0982-32-6134 北 諸 0986-23-4508 西 諸 0984-23-3164 南 那 珂 0987-23-4311 宮崎家畜保健衛生所 0985-73-1377 都城家畜保健衛生所 0986-62-5151 延岡家畜保健衛生所 0982-32-4308
🐦鳥インフルエンザに関する日本野鳥の会 宮崎県支部の見解! 2016.12.13 水辺の野鳥観察は注意して!! 出水のツル越冬地をはじめ、国内で野鳥から鳥インフルエンザの感染例が連日報告されています。バードウォッチングファンには冬場は落葉などで鳥が観察しやすいこともあって観察に適したシーズンですが、水辺の観察活動では注意すべき点が幾つかありますので、留意すべき点、死んだ野鳥を見つけた時の対処の仕方をお伝えします。 ☆養鶏事業などには最大限の配慮が必要です☆ 環境省のデータによれば鳥インフルエンザウイルスは通常では人には感染しないと考えられており、むやみに野鳥を恐れることはありません。もし何かの事情で鳥の死体や排泄物等に触れるような事があったとしても、念入りに手洗いとうがいをすれば過度に心配する必要はありません。日本では野鳥から人に感染した事例はありません。但し、野鳥から家禽(養鶏やアヒルなど)への感染については、最大限の注意を払う必要があります。 バードウォッチングでカモ類が多くいる探鳥地を訪れた場合、野鳥の糞が落ちているような水辺には近づかないといった注意が必要です。そして観察の帰りに養鶏場や動物園には近づかないようにしましょう。 ☆死んだ野鳥の取り扱い☆ 野鳥の死体を発見したら直接、素手で触れるのは避け県自然環境課か県内各地にある農林振興局に相談してください。※下記連絡先ご参照 死んだ野鳥を収容する場合は、買い物でもらうビニール袋を手袋代わりに使い 更に別のビニール袋に入れて保管して県内の各農林振興局に連絡してください。庭先などで猫などが来ない場合は、そのままにして県などに電話してください。また弱っている野鳥がいた場合も、県や各農林振興局に連絡してください。 実際に鳥インフルエンザの検査が行われるかは、野鳥の種や死体の数によってかわりますが、その地域へのウイルスの侵入の早期発見につながることがあります。 ■死んだ野鳥を発見した時の連絡先 県自然環境課 0985-26-7291 中部農林振興局 0985-26-7278 児湯農林振興局 0983-22-1362 北諸県農林振興局 0986-23-4508 西諸県農林振興局 0984-23-3164 南那珂農林振興局 0987-23-4311 東臼杵農林振興局 0982-32-6164 西臼杵支庁 0982-72-3178
🐦 自宅でバードウォッチングを楽しむ際の注意事項! 事務局 2016.12.13 自宅に餌台やバードバス(水場)を設置している方へ 鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐためのお願い 最近、高病原性鳥インフルエンザ流行のニュースが増えてきています。 高病原性鳥インフルエンザは家禽に重大な被害をもたらす家畜伝染病です。 現在確認されている高病原性鳥インフルエンザが人に感染した例は、生きた家禽などを扱う海外の市場など限られた条件下のみです。通常の状況下で人に感染するリスクは殆どなく、皆さんが過度に恐れる必要はありません。 鳥インフルエンザウィルスはカモ類が自然宿主であるため、住宅などでのエサ台で小鳥が鳥インフルエンザに感染するリスクは小さいものと考えます。 しかし、各地で鳥インフルエンザが確認されている状況で、エサ台やバードバス等(以下、エサ台等)に鳥を集めることは野鳥への感染のリスクを高めることにつながります。そこで、高病原性鳥インフルエンザの更なる感染拡大を防ぐため、下記事項をお願いいたします。 <エサ台はこまめに掃除を> 1)エサ台等に糞が付着している場合は、取り除いてください。 鳥インフルエンザウィルスは、腸管から糞と一緒に排出されます。 2)エサ台等の上だけではなく、周りや下に落ちた糞や餌もこまめに掃除してく ださい。食べこぼして糞とまじったような餌は他の病気の流行や拡大の原因 ともなります。 3)エサ台等は、家庭用塩素系漂白剤等で消毒し、 しばらくした後によく水で流し乾燥させてください。 具体的には、 ・バケツに、キッチンハイター約1.2杯を5Lの水で希釈し、 その中に餌台等を2分間つけおきし、その後、水で洗い流します。 ・バケツに入らないような大きなエサ台は、スプレータイプのキッチン泡ハイ ターをエサ台等全体に吹き付け(10cm四方当り5回スプレー)、2分間放置 したあと水で洗い流します。(70~80%程度のアルコールスプレー等でも効 果はありますが、エサ台等はご家庭に設置されている場合が多いので、より 殺菌能力の高い家庭用塩素系漂白剤をお薦めしています。) ※塩素系漂白剤は時間が経つと効果が低下しますので、最近購入した使用期 限内のものを使います。また、作りおきせずにその都度希釈し使い切って ください。 <エサの量を調整してください> 4)清潔を保つため、できるだけ1日で食べきる程度のエサを入れてください。 エサ台等に古い餌が残るとフンが餌に交じり、これを他の野鳥が食べてしま うことでウィルスを拡散させる危険があります。また、雨で濡れたエサはカ ビや細菌がふえやすくなります。鳥インフルエンザ以外の様々な病気が蔓延 する原因になるので注意が必要です。 <ご自宅の近く(10キロ圏内が目安)で高病原性鳥インフルエンザが確認された場合> 5)エサ台の設置や給餌等を自粛してください。 これは、人間の間でもインフルエンザが流行った際に、極力人ごみに出ない ようにすることが推奨されるのと同様です。野鳥の場合も近くで鳥インフル エンザが発生している場合は、野鳥をむやみに集めないほうが、感染拡大を 防ぐことができるからです。
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