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更新日:2024年9月14日




文と動画 えびの市 上谷川 則男さん

 各地でツバメのねぐら入りが話題になる時期ですが、えびの市では毎年9月にコムクドリの大群が見られます。コムクドリは、主に9月10日~9月30日の間、早朝6時頃にえびの市内を流れる川内川、河川敷にある竹やぶを一斉に飛び立ち、夕方6時頃になるとこのねぐらに戻ってきます。

 この動画は2023年9月24日に撮影しました。この時期に、ねぐらとしている竹やぶから

一斉に飛び出したコムクドリの大群は数万~数十万羽であろうと思われます。圧巻です。

 今年もコムクドリの大群を見られるのを楽しみにしています。

📷コムクドリの大群の動画(15秒)


📷拡大写真

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日  時 2024年9月1日㈰ 午前7時~9時20分 晴

参 者 者  23名

コメント

 台風通過後の探鳥会、晴れているので熱くなりそうです。一日参りで駐車場も

ほぼ満杯、参拝者の多さに驚きました。集合場所南の池は、溜まった泥をとり

除くために水が抜いてあります。広場には分厚い鉄板が、重機の移動用に何枚

も敷いてありました。

 スタート直後に、ヤマガラが見つかりました。酷暑日が続いており久しぶりに

野鳥の姿を見た参加者が楽しそうに観察していました。

 古民家園に通じる散策路で、リーダーの富永さんが小さな物を手にもって近く

にいた参加者に見せていました。直径5~6㎝、高さ5㎝程の円錐形のメジロの巣

でした。「小さいね!」、「こんなに小さいのにたくさんのヒナが育てられるんだね」

といった声が出て、皆さん初めて見るメジロの巣に興味津々でした。

 古民家園と博物館裏の間の、高い木に数羽のメジロが飛んできました。次に

メジロより大きな、黒っぽい小鳥が2羽とまったので皆で観察しました。

最初は旅鳥のエゾビタキだという意見が出ましたが、胸の縦斑がないのでコサメ

ビタキということで落ち着きました。

 中間の鳥合せのあと、ワンポイントレッスンで前田さんが、「台風の間は野鳥は

どこにいるのか?」を説明しました。一説によると、小鳥は、地上の草むらの中で

暴風雨をしのぐのだそうです。その後 猪崎さんが木の実の解説をしてくれました。

 今日も真夏日になりそうですが、コサメビタキも登場して秋がそこまで来ている

のを感じた探鳥会でした。

🐥本日出会えた野鳥 14種

  カワラヒワ、キジバト、コゲラ、コサメビタキ、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ハク

  セキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、メジロ、ヤマガラ

  リュウキュウサンショウクイ、カワラバト(ドバト)

          📷水が抜かれたフジダナ前広場 南の池

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          📷スタート直後にヤマガラを発見

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          📷メジロの巣を見せる富永リーダー

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          📷古民家園でコサメビタキを観察!

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  • 事務局
  • 2024年8月31日

                          📷文と写真 事務局 田辺英樹

 カラスやツバメは、夜は大きな群れ(集団)になって寝る傾向があります。大きな群れで寝る場所を集団ねぐらといい、ねぐらに入ることをねぐら入り(いり)と言います。

 ツバメの集団ねぐら入りは、宮崎市では高松橋下流の河川敷の(左岸のねぐら)が知られており、毎年8月中旬から9月中旬に見られます。多い時には3万羽ほどのツバメが観察できます。

 一方、カラスの集団ねぐらの一つで知られているのが、宮崎市本郷北方の宮崎南消防署の東にある大きな森です。ここは冬場は市内近郊から集まった2、000羽以上のカラスが集団ねぐらを作ります。夏場に、このねぐらを利用するカラスは冬場よりは少なく400~500羽位と思われます。

 カラスは夜明け前にはねぐらを飛び立ち、自分や群れで見つけたエサ場に向かいエサ取りをします。エサ取りが終わると近くの水辺で水浴びをしたり、森や林の中で休憩したり、仲間と遊んだりして、またエサ取りをします。このような行動でカラスは日中を過ごし、夕方になると各地から自分のねぐらに戻ってきます。戻ってきたカラスはすぐにねぐらに飛び込むのではなく、しばらくその周辺で薄暗くなるまで時間をつぶします。これはねぐらの安全を確認するためと言われています。あたりが薄暗くなってから一斉に自分のねぐらに飛び込んでいきます。本郷北方のカラスは、集団ねぐら入りの前のひと時を周辺の畑や、南消防署の建物のてっぺん、周囲のネットフェンスの上で過ごし、ねぐら入りの瞬間を待っています。

 県内には、いくつものツバメやカラスの集団ねぐらがあると思います。皆さんも夕方の 散歩がてらにこの集団ねぐらを探してみませんか?

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          📷本郷北方のカラスの集団ねぐらがある森

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          📷ねぐら入り前の待機1

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          📷ねぐら入り前の待機 南消防署てっぺん

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          📷ねぐらの森の上で旋回

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          📷ねぐら付近に到着

 
 
 

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