文と映像 えびの市 上谷川則男さん
2024年4月25日 午前10時頃、御池野鳥の森で珍しいセグロカッコウの鳴き声を聞きました
「ファ ファ ファ フォー」あるいは「ファ ホ ホ ホ」と聞こえ、カッコウの鳴き声とは大違いでした。樹木の高い所で鳴いており姿は見えませんでした。
以下 セグロカッコーに関する記事 その1 宮崎市 前田幹雄さん
日本日本野鳥の会本部が出している機関紙・野鳥9・10月号(2023年)の特集「得体が
しれない?気になる鳥」の一つにセグロカッコウが取り上げられていました。会員の中で
も「セグロカッコウってどんな鳥?」「そんな鳥がいるんですか?」などと思う人が多い鳥です。私は9年前、霧島山系の矢岳周辺で鳴いているのを聞きました。その後も渡来しているとみられます。
特集によるとセグロカッコウは稀な旅鳥と考えられていました。2010年代になると記
録が増えはじめ、九州や中国山地でも繁殖期に鳴き声が聞かれるようになりました。最近
では中部地方や東日本まで広がり、北海道でも観察されるようになりましたなどと記載。
夷守台(小林)の高千穂展望台で、9年前(2014年5月15日)クマタカの調査をしたことがあります。その日はウグイスやソウシチョウが盛んに囀っていましたが、遠くから「カッコー」でなく「カカコーカカコー」と調子の変わった鳴き声が聞こえてきました。
カッコウの鳴き声は「カッコーカッコー」と明るく調子がいいですが、セグロカッコウは「カカカコー」と尻下がりでした。その印象的な鳴き声ですぐに分かりました。
機関紙「野鳥」の特集では鳴き声について「もの哀しい感じのする、まったく雰囲気の違う声です。これはこれで悪くない特徴的な声」と解説しています。
この特集ではセグロカッコウの写真がありました。セグロカッコウは黒っぽい褐色をしていました。どんな鳥に托卵するのか分かっていません。
プロフィール
名前:セグロカッコウ 渡り区分:夏鳥 全長:32.5㌢ 鳴声:カッカッカッコー。
食性:虫類や昆虫、小型哺乳類 特記:稀な旅鳥で西日本に渡来、数は少ない。本県では霧島山系で記録されている。
以下 セグロカッコーに関する記事 その2 都城市 中原 聡さん
霧島方面でのセグロカッコーの観察実績
2003/5/31 霧島・新燃林道 古江之人
2004/5/22 霧島・新燃林道 田中瑞雄、友貞孝明
2004/5/23 霧島・新燃林道 大阪女性2人
2006/4/28 霧島・新燃林道 江口 玄
2006/5/14 霧島・新燃林道 中原 聡
2006/5/24 霧島・高千穂河原 中原 聡
2006/6/10 霧島・高千穂河原 中原 聡、中道
2007/6/10 霧島・新湯温泉 中道 聡
2014/5/15 霧島・夷守台 前田幹雄
2014/6/11 霧島・御池 中原 聡
2016/8/22 霧島・高原町蒲牟田 中原 聡
2019/5/7 霧島・高千穂河原 中原 聡
Comentarios