文と写真 宮崎市 前田幹雄さん
梅雨明けもなく猛暑が続いています。野鳥たちの繁殖も終盤となりました。
少し前の話ですが5月3日早朝に、宮崎市の南部墓地公園行きました。
午前7時前に夏鳥を探しにいつもの散歩コースからスタート、途中ではウグイスやホオジロなどが盛んに鳴いていました。山内川沿いに歩いたあと南部墓地公園に到着。
芝生広場の片隅にある石のベンチで体操のあと自己流の座禅をしました。
動かないことが良かったのか、スズメの親子が近くに現れて親鳥がヒナ鳥に給餌を始めました。こちらを気にしている様子はありません。周囲を見回すと芝生の上にセグロセキレイの親子もいました。なんとかわいいヒナ鳥が5羽もいます。そのうちの1羽が親鳥にえさをせがんでいます。セグロセキレイのヒナを見たのはこの日が初めてでした。
座禅のまま手元にあるカメラでそっと撮影。キセキレイやハクセキレイのヒナはよく見ますが、セグロセキレイのヒナは見たことがありませんでした。ヒナは頭から背中まで灰色でした。嘴は黄色が残っており、羽にある白い部分が目立っていました。しばらくして親子連れは飛んでいきました。
いつも散歩の途中、石のベンチで座禅を組むのですが、特に背筋を伸ばすようにしています。動かないことが、野鳥の警戒心を薄めるのかもしれません。期待していたサンコウチョウのホイホイホイは聞けませんでしたが、セグロセキレイのヒナに出会えたのはラッキーでした。
📷親にえさをねだるセグロセキレイのひな鳥
📷まだ黒味がないひな鳥