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文と写真 宮崎市 前田幹雄さん

 梅雨明けもなく猛暑が続いています。野鳥たちの繁殖も終盤となりました。

少し前の話ですが5月3日早朝に、宮崎市の南部墓地公園行きました。

 午前7時前に夏鳥を探しにいつもの散歩コースからスタート、途中ではウグイスやホオジロなどが盛んに鳴いていました。山内川沿いに歩いたあと南部墓地公園に到着。

芝生広場の片隅にある石のベンチで体操のあと自己流の座禅をしました。

 動かないことが良かったのか、スズメの親子が近くに現れて親鳥がヒナ鳥に給餌を始めました。こちらを気にしている様子はありません。周囲を見回すと芝生の上にセグロセキレイの親子もいました。なんとかわいいヒナ鳥が5羽もいます。そのうちの1羽が親鳥にえさをせがんでいます。セグロセキレイのヒナを見たのはこの日が初めてでした。

 座禅のまま手元にあるカメラでそっと撮影。キセキレイやハクセキレイのヒナはよく見ますが、セグロセキレイのヒナは見たことがありませんでした。ヒナは頭から背中まで灰色でした。嘴は黄色が残っており、羽にある白い部分が目立っていました。しばらくして親子連れは飛んでいきました。

 いつも散歩の途中、石のベンチで座禅を組むのですが、特に背筋を伸ばすようにしています。動かないことが、野鳥の警戒心を薄めるのかもしれません。期待していたサンコウチョウのホイホイホイは聞けませんでしたが、セグロセキレイのヒナに出会えたのはラッキーでした。

        📷親にえさをねだるセグロセキレイのひな鳥

        📷まだ黒味がないひな鳥



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文と写真  宮崎市 千代延好晃さん

 昨年(2022年)10月4日の話です。 宮崎市民の森公園(西園 憩いの池付近)を散策していると、一羽の小鳥が頭上の枝に止まりました。キビタキのメスくらいに考えて撮影したのが添付の2枚です。帰宅後、書籍・ネットを調べてみましたが、キビタキのオス・メスの掲載データに、私が撮影した個体に合致するものは見当たりませんでした。考えあぐねてひらめいたのがマミジロキビタキでした。マミジロキビタキのオスは眉が白、体は黒と白、腰が黄色なのでひょっとするとメスかもと思い、ネットで検索すると私が撮った画像とよく似た

メスが載っていました。

「みやざきの野鳥図鑑(初版)175ページ」によると、1982年にメス(御池野鳥の森)、2006年にオス(愛宕山)の記録掲載はありますが写真はありませんでした。

 もし、私が撮った画像がマミジロキビタキのメスであるとすれば、希少な旅鳥の観察記録になるかもしれないと思い、色々な方に写真を見てもらいましたが識別が進みませんでした。ところが最近になって有る識者の方から「マミジロキビタキのメスで良いと思う。キビタキのメスには白や黄色の斑はない。」との連絡を頂きました。この連絡を頂き、安堵とするとともに希少な野鳥に出会えたことに感謝しました。

 今後とも、野鳥を見かけて少しでも違和感を感じた時は、特徴を記録したり、色々なアングルでの記録写真を残しておきたい思います。気候や環境の変化で、思いもしない鳥が宮崎に来ていることがあることが度々ありますので。

         📷マミジロキビタキ


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事務局

 毎年春におすすめのポイントです。本庄川北沿いの堤防道路から観察

しますが、道沿いはアザミやキンポウゲの花が美しく咲いています。

南側の河川敷、河畔林を観察しますが、セッカ・ホオジロ・イソシギ

カイツブリ・サギ類やキジが観察できます。5月にはいると初夏の

人気者オオヨシキリがにぎやかにと鳴き始めます。

🚙アクセス 乗用車  県道17号線 本庄川北詰を左折して、すぐを

  再度左に入ると大きな鉄塔あり。鉄塔の下が広場になっており駐車可。

  駐車場から本庄橋を徒歩で横断、堤防道路を歩きます。

🐦観察できる野鳥 春から初夏

 ・ウグイス・オオヨシキリ・カイツブリ・キジ・キジバト・セッカ

 ・ヒバリ・ホオジロ 他

        ホオジロ 

         キジ♂



 


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