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  • 事務局

1.日  時 令和6年(2024年) 4月21日(日)   雨のち曇り

2.参 加 者 9名 (会員7名、おためし会員2名)

3.コメント

    開始時刻の9時頃は小雨でしたが、止むことを祈りながら出発しました。

  堤防道路を歩くとすぐに上空をハヤブサが通過しました。大きな鉄塔に近づくとスーッ

  と上昇してっぺんにとまりました。エサ探しや休憩地点にしているようです。今度は

  釜のような翼をもつアマツバメが、3羽上空で旋回をしています。セッカは元気に鳴き

  ながらヒッヒで上昇、チャッチャッで下降を繰り返しています。

   川の浅瀬にダイサギがいました。目元が婚姻色の美しいブルーグリーンになっていま

  した。モズ2羽は求愛給餌で繁殖直前のようです。繁殖シーズンを感じます。キジは声

  が聞こえただけで姿は見えず残念でした。堤防道路沿いでは、植物に詳しい猪崎さんが

  初夏を彩る36種の草花を観察しました。

   帰りに寄った道の駅では、軒下4カ所の巣でツバメがヒナにエサをあげていました。

4.今日出会えた野鳥 29種

  アオサギ、アマツバメ、イカルチドリ、ウグイス、オオバン、カイツブリ、カルガモ

  カワラヒワ、キジ、キジバト,ゴイサギ、コサギ、コムクドリ、スズメ、セグロセキレイ

  セッカ、センダイムシクイ、ダイサギ、ツバメ、トビ、ハクセキレイ、ハシブトガラス

  ハシボソガラス、ハヤブサ、ヒバリ、ホオジロ、ムクドリ、モズ、カワラバト(ドバト)

         🐦鉄塔にとまったハヤブサ

         🐦一休みのセッカ

         🐦婚姻色のダイサギ

         🐦堤防道路のアザミ


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                            文と写真 宮崎市 前田幹雄

 夏鳥がやってきているのに、冬鳥のシロハラがツバキの花を蹴散らしながらエサ取りに

夢中になっていました。

 宮崎市市民の森で毎年、ウグイスの繁殖調査を行っています。今年も1回目を4月10日におこないました。森の外周を歩きながら、囀りポイントをチェックしていきます。立ち寄ったツバキ園ではまだシロハラが残っており、北帰行に備えてせわしなくエサ取りをしていました。私が近かづいても、栄養補給が大事と気に留めません。

 ツバキ園一帯は赤いツバキの花が無数に散っており赤いじゅうたんのようです。シロハラは嘴で落ちた花をせっせと弾き飛ばして、下にいる虫を食べていました。北帰行も終盤を迎えているのに、悠然とエサ探しを続けるシロハラです。赤いツバキとシロハラの組み合わせはあまりみかけないと思い、カメラを向けました。「少しくらい北に帰るのが遅くても大丈夫だよ!」と言っているようでした。

 長年取り組んでいるウグイス調査は、1週間おきにあと2回行います。これまでの調査では市民の森でのウグイス繁殖はみられません。園内の下藪はどんどん駆られて、ウグイスが

繁殖できる環境ではなくなってきました。残念ながら市民の森は、野鳥にやさしい公園とは言えなくなってきています。ウグイスには気の毒だなと思いながら観察を続けています。

 いまでもウグイスの囀りが聞かれるのは、市民の森西園の西側にある民有林くらいです。


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文と写真 事務局 田辺英樹

 4月なり野鳥ファンは、夏鳥の渡来が気になっていることと思います。

聞いた情報では4月3~4日頃にはキビタキやオオルリなどの夏鳥が

宮崎市にも来ているようです。

市民の森には、キビタキ・オオルリが来ているそうで写真や情報を頂

いております。加江田渓谷でもオオルリが盛んに囀っており、留鳥の

ミソサザイが繁殖に向けて一生懸命鳴いていました。

 夏鳥は、長距離飛翔の末にやっとこさ海岸線の森や、市街地の公園など

に到着します。そして、くたくたの体を休めたり、使い果たしたエネルギー

の補給のためにエサ取りをします。そしてつかの間の休息を済ませ、すぐ

さま県内の山手の森林に移動して繁殖の準備に取り掛かります。

 我々の身近な公園などに到着したばかりの夏鳥は、疲労の極致で、空腹で

とても弱っています。追いかける人間から逃げ回る体力もないというのが

実態です。

 バードウォッチャーや、野鳥写真を撮る人は、渡来してくれた鳥の状況を

踏まえたうえで、接して頂ければ幸いです。

        📷高枝のオオルリ

        📷木陰から撮れたミソサザイ




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