top of page

更新日:10月6日

🐦日   時  2025年10月4日㈯ 曇り 8時より11時

🐦場   所  都城市金御岳 山頂展望台

🐦参 加 者  46名

🐦コ メ ン ト   昨夜未明は県内で小雨が降り、今朝の金御岳も曇り空。今日のサシバ

        の渡りは期待できそうにありませんでした。ただ会場のサシバの館前には

         宮崎大学獣医学部の学生さんや、県内のサシバファンがたくさん集まって

        いました。早朝から来られたサシバフリークは、サシバを観察することも

        さることながら、 サシバ大好きの知り合いや、初対面の人との会話や情報

        交換が楽しみで来られているようです。

         始まりの会では、金御岳探鳥会のリーダーの中原さんや、宮崎県支部の

        岩切副支部長から、夏鳥のサシバに関する説明がありました。渡来して

        繁殖する地域、秋に南方に渡るルート、長距離を移動するサシバの省エネ

        飛行の方法など丁寧な説明がありました。参加者は晴天日に起こる上昇

        気流が起こらないと、サシバは長距離移動が出来ないことなどを学んで

        いました。

         今日の観察会の間で渡ったサシバは1羽もおらず、前の日あたりから滞在

        していた思われる個体1羽が、展望台南側の森で視認できました。

         11時から、サシバの館2階の大広間で、本日の鳥合せと恒例のジャン

        ケンゲームを行いました。出現野鳥は昨年、一昨年より大幅に少ない16種

        でした。恒例のジャンケン大会は、都城地区の会員のご協力でありたくさ

        んの景品が揃い、ジャンケンゲーム担当の前田さんのリードで大変盛り上

        がりました。今回はサシバが飛ばないので、事務局のサシバカウントスタ

        ッフの森本さんもはじめて鳥合せ、ジャンケン大会に参加できました。

         会員募集では、おためし会員に1名の方から申し込みを頂きました。

🐦今回出会えた野鳥 16種

        アオゲラ、エナガ、カケス、キジバト、コゲラ、サシバ、シジュウカラ

        ダイサギ、ツバメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ

        メジロ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウクイ


      📷金御岳探鳥会 始まりの会 挨拶と説明をする中原 聡さん

ree

      📷展望台の近くに来たエナガ

ree

      

      📷展望台の近くを飛んだサシバ♂

ree

              📷いつも盛り上がるジャンケン大会

ree

 
 
 
  • 事務局
  • 10月2日

 金御岳のサシバの渡りが始まりました。

 今年の9月下旬は夏が終わらないような非常に暑い日が続くとともに、雨模様の天気が続いたことから、サシバの本格的な渡りの姿がなかなか見られませんでした。しかし、ようやく9月27日に581羽のサシバがカウントされました。さあ始まったと思ったらまた雨模様となりイライラしたところですが、3日後ついに爆発しました。

 9月30日に5,207羽をカウントしたのです。この時期にこれほどの数をカウントしたのはこれまでなかったのではないかと思います。上流地点でかなり出ていたのでサシバが近くまで来ているとは思っていましたが、まさかこれほどとは。

 そして、10月1日が3,900羽、10月2日が3,211羽と、記録的なカウントの状況となっています。すでに13,000近くの累計となりました。しかし、昨年まで2年続けて3万羽以上を記録してきているので、まだまだカウントは伸びるはずです。

 10月4日は金御岳で探鳥会が開催されます。皆さんが驚くようなサシバの鷹柱が観察できることを期待しています。


10月2日の鷹柱を下から撮影
鷹柱66羽を下から撮影(10月2日)

 
 
 

               写真と動画 上谷川則男さん 文 事務局 田辺英樹

 毎年えびの市の会員上谷川則男さんから、渡りの途中でえびの市にしばらく滞在する

コムクドリの大群の情報や動画を投稿して頂いています。コムクドリの個体の写真は

トップページに掲載をしていますが、9月の中・下旬に万の単位の群れがえびの市で見られるということです。日本には春、繁殖のために本州中部から本州北部に渡り、秋の南方へ

の移動の時期には、本州中部から西日本でも大きな群れが見られるようです。

 コムクドリはムクドリとは違い、背中と羽部分は黒色や紫色で光沢もあり美しい鳥として野鳥ファンに人気があります。大群が方向転換する時の大きなうねりは、大きなクジラが巨体をひねりながら泳いでいる姿にも見えます。ツバメのねぐら入りも夕暮れの空を埋め尽くすような大群が見られますが、コムクドリのねぐら入りも壮大なドラマを見るような感動を味わえます。

 宮崎県の渡り鳥観察では、都城市の金御岳や延岡市の愛宕山のサシバの渡りなどが有名

ですが、えびの市のコムクドリも一見の価値があります。


📷コムクドリの大群の飛翔 動画、写真とも上谷川則男さん提供

ree
ree

 
 
 

日本野鳥の会 宮崎県支部 All Rights Reserved

bottom of page