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1.日 時 2023(令和5)年10月7日(土) 8:00~11:30 曇り

2.参加者 39名(会員16名、おためし会員 4名、一般19名)

3.コメント

  金御岳の10月に入ってからの観察実績は、1日 12羽、2日 1,582羽、3日 2,744羽

4日 818羽、5日 2,742羽、6日 4,247羽となっています。

 今日の天気予報は雨から曇り。予測とおり県外からの車は殆どなく、展望台のサシバファンも晴天日の半分以下。8時から観察会の始まりの会を行いました。金御岳観察会のリーダーは例年通り都城市の中原 聡さんです。中原さんから金御岳のサシバの渡りについての説明、その後、宮崎県支部の岩切事務局長から金御岳のサシバ以外の野鳥についての説明がありました。終了後サシバ観察が始まりました。8時35分に東の山の稜線上を南へ2羽のサシバが流れていきましたが、サシバが現れる気配はありません。今日は飛ばない日だね!とため息が漏れる中、少し空が明るくなってきました。やがて麓の集落からサシバが数羽が舞い上がり、その後はるか上空ではありましたが100羽、120羽の群れがタカ柱をつくって南の空に流れていきました。今日のハイライトはこの群れの通過のみでした。

 11時過ぎ、サシバの館の2階で終わりの会を行いました。鳥合せをした後、予定には無かったじゃんけんクイズを実施。ジャンケンゲーム担当の前田さんが突然のリクエストにもかかわらず会場を盛り上げてくれました。

 今日のサシバのカウント数は、天候不良も影響して1,221羽と少し物足らない結果におわりました。

4.本日観察できた野鳥 22種

アオゲラ、ウグイス、エナガ、カケス、カワラヒワ、キジバト、コゲラ、コジュケイ 、サシバ

シジュウカラ、ソウシチョウ、ツバメ、チゴハヤブサ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス ハヤブサ?、ヒヨドリ、ミサゴ 、メジロ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウクイ                

       📷始まりの会 サシバの渡りを説明する中原リーダー

       📷ゴマ粒ほどのサシバを正確に数えるサシバカウンターズの皆さん

       📷本日観察できたタカ柱

       📷サシバの参考写真

       📷盛り上がったジャンケンゲーム


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 文と📷写真 宮崎市 千代延好晃さん

 友人からの情報で、9月25日蓮ヶ池公園(旧歴史資料館)に出かけ、カイツブリの親子に会ってきました。猛暑が続くので繁殖が遅れたのかなと思い、図鑑などで調べると年に2回繁殖をすると記してあるので2番子だと思われます。1番子は7月に確認しています。その時は3羽のヒナをおんぶしていました(画像1)。 その様子はまるで、人がねんねこ半纏で赤ちゃんをおんぶしているように見えました。ヒナはお母さん(時々お父さんと交替)の羽毛にすっぽりとくるまり、まったりの表情を見せていました。まさに幸せ家族そのものでした。

 殺伐とした世情の中、このような子育ての様子を見るとホッコりさせられます。カイツブリの名前は俳句でもたくさん登場しますが、ほとんどが1羽で”孤独"や"寂しさ"を表現されているようです。俳句愛好の方々にこの親子の姿を見せてあげたいと思ってしまいます。

また、カイツブリは水鳥の中でも、巣作り、休憩など生活全般が水の中(カモなどは休憩時に陸に上がることがある)で、水草の存在、害のない水質など水辺の自然環境の保持改善が求められています。カイツブリの語源には諸説がありようで面白いです。琵琶湖のある滋賀県の県鳥であることも知りました。

 7月の1番子の際には餌としてトンボを与える様子がよく見られましたが今回は小魚ばかりでした(画像2)。ヒナをおんぶしているカイツブリを見るのは鳥見歴15年で初めてでとても嬉しく感動しました。

       📷画像1 おんぶされるヒナ3羽

       📷画像2 小魚をもらうヒナ


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事務局

文と写真  宮崎市 千代延好晃さん

 毒のあるシキミの実を食べるヤマガラの様子を相変わらず観察しています。

9月13日㈬も宮崎市民の森で、シキミの実を求めてヤマガラがきていました。市民の森に

観察に来たときは毎回シキミの木のところで様子を見るのですが、その実は少し色づいてきました。(画像1)

 7月頃と比べると、シキミの実が随分減って来たな!と思いながら茂みの中を注視していると葉先が動いています。ひよっとしてと思ってよく見ると、案の定ヤマガラが枝葉の中で気に入ったシキミの実を選んでいます。(画像2・3) おじゃま虫の私に気付いて、一旦は離れるのですがしばらくすると戻ってきてまた実を選んでいます。

 私は、あらためてヤマガラはシキミの実が好物なのだなと再認識しています。実の数が少なくなってきているのは、私が知らない間に彼らが食べに来ていたせいでした。まだ青い実ですが、彼らは熟して弾けるまで待てないようです。これからもヤマガラとシキミ(樒)の関りについて観察を続けたいと思っています。

        📷少し色づいたシキミ(樒)の実

        📷まだ熟していないシキミの実をついばむヤマガラ1

         📷同上2


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