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市民の森観察記 NO.51

ジョウビタキの冬支度               文と写真 宮崎市千代延好晃さん

 新年明けましておめでとうございます。

マイフィールド、市民の森の観察報告をさせて頂きます。

今冬の市民の森は11月頃から猛禽類が出現し、警戒感からか冬鳥のルリビタキやジョウビタキ、加えて留鳥のシジュウカラ、ヤマガラ、メジロまで見かけることが少なく感じます。そんななか年末、久しぶりにお目目クリクリのジョビ子ちゃん(ジョウビタキ雌の愛称)に出会えました。

 厳しい社会問題が山積していますが、令和6年は野鳥ファンの皆様が笑顔いっぱいの1年となりますようジョビ子ちゃんのかわいい画像をお届けします。

その日ジョビ子ちゃんは、西園の憩いの池周辺の枝で木の実を食べようとしていました。昨年10月中旬に初認した際のジョビ子ちゃんはスリムな感じに見えましたが、その時よりも随分丸みを帯びたフォルムになっていました。今季は宮崎でも氷点下2~3度の日もありましたので鳥さんも、冬支度を終えたのでしょう。野鳥は気温が下がると脂肪を貯えたり、羽の中に空気層をつくることから、見た目がふっくらして見えることが多くなります。市民の森公園管理事務所の方に尋ねたところ、例のジョビ子ちゃんの止まり木の名前は「シャシセンボ」といって、ブルーベリーの原種となる樹だそうです。小さな黒紫の実を美味しそうに食べては囀っていました。きっと甘い実だったのでしょう。翌日現場に行ってみると沢山なっていた実は一つも残っていませんでした。おなか一杯食べて糖分や脂肪を貯えていたのだと思います。その際のまことにかわいいジョビ子ちゃんの写真をお届けしますので、笑顔あふれる新年となりますようにお祈りいたします。

 ※これまで市民の森に関する寄稿を50回させて頂きましたが、節目を迎えましたので

  今回から”市民の森観察記”のタイトルを冠して記事作成をさせて頂きます。(千代延好晃)

         📷写真は3枚ともジョウビタキの雌




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