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市民の森観察記 NO.52

 お題 「何と言っても 冬鳥の主役は ルリビタキ」

                文と📷写真 宮崎市 千代延好晃さん

 先日の宮日新聞の投稿欄で「今年は自宅の庭にメジロが来てくれません。

輪切りのミカンにヒヨドリすら来ないのです。」という記事がありました。

今季は確かにマイフィールドの市民の森でも目にする鳥が少ないと感じます。

冬の前半が暖冬だったせいか、今季は早くから猛禽類が飛び回ったせいか

理由は色々あるのだろうと思います。菖蒲池の中で餌を探すセキレイが上空

を斜めに見上げて気にするのは、後者の猛禽類を気にしてのことかもしれま

せん。そんな中、新年1月8日市民の森西園、憩いの池周辺を歩いていると

東屋の傍の樹の上でホバリングしながら黒い小粒の実を食べている鳥さんを

見つけました。よく見るとルリビタキのオスです。

 今季はルリビタキは1羽しか確認できていません。その1羽も小枝が密集

する藪の中でしたので、これはシャッターチャンスとばかりに逆光を避ける

ために樹の周りを回りながら数コマ撮影しました。見通しの良い所で観る

のは今季初めてで、トレードマークの青、橙、白の三色が実に美しい!

「やっぱり冬の主役は絵になるルリビタキ!」と再認識しました。

しばし楽しませてくれたルリさんに感謝しながら帰宅しました。そう言えば

今シーズン、メスは一度も見ていません。毎年オスもメスも姿を見せてくれる

のですが・・・。ちなみに、ルリビタキが実を食べていた木は「シャシセンボ」

という「ブルーベリーの原種」となる樹です。きっと鳥さんが好きな甘い

果実なんだろうと思います。

         📷 写真はいずれもルリビタキの雄




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