文と写真 宮崎市 前田幹雄
身近な散歩コースで猛禽に出会える機会は多くないと思います。1月8日はどういうわけか〃運〃よくノスリとハイタカに出会えました。何と最後に犬のウンチに大当たりしました。こんな面白い経験は初めてです。
この日は午後3時半ごろいつもの宮崎霊園下を流れる山内川沿いにでかけました。
例年だとスズメの群れがみられる田んぼに鳥一ついませんでした。と、いきなりノスリが現れ田んぼに降りようとしましたが、何もとらず飛びあがって近くの大きな木に止まりました。ノスリは今季初です。警戒心を和らげるために農道に膝をついて撮影。こちらを警戒していない様子でした。陽だまりになっていて気持ち良かったのか、リラックスした感じで羽繕いまでしました。しばらくして飛び去りましたが、しっかり撮影ができました。
このあと近くの林ではカラ類の混群に出会いました。シジュウカラやエナガ、メジロなどがにぎやかでした。「チリリリリリ」（タカがきた）と突然エナガが鋭い声を発しました。空を見上げたらハイタカが低い所を南へ飛び去りました。この日は猛禽2羽に出会い最高の気分でした。
帰る途中、川沿いの藪でジョウビタキが盛んに鳴いていました。藪を見ていたら木の低い所にメスがいました。撮影しようと枯れ草の所に足を踏み入れたところ、フニャフニャした感触が。よく見たら犬の排出物ではありませんか！何ということでしょう、最後は犬のウンチに大当たりでした。もちろん枯れ草できれいに処理しましたが、落語のおちみたな結末に思わず笑ってしまいました。
会員の皆さん、野鳥観察は上ばかりでなく足もとも注意しましょう！
