文と📷写真 宮崎市 千代延好晃さん
友人からの情報で、9月25日蓮ヶ池公園(旧歴史資料館)に出かけ、カイツブリの親子に会ってきました。猛暑が続くので繁殖が遅れたのかなと思い、図鑑などで調べると年に2回繁殖をすると記してあるので2番子だと思われます。1番子は7月に確認しています。その時は3羽のヒナをおんぶしていました(画像1)。 その様子はまるで、人がねんねこ半纏で赤ちゃんをおんぶしているように見えました。ヒナはお母さん(時々お父さんと交替)の羽毛にすっぽりとくるまり、まったりの表情を見せていました。まさに幸せ家族そのものでした。
殺伐とした世情の中、このような子育ての様子を見るとホッコりさせられます。カイツブリの名前は俳句でもたくさん登場しますが、ほとんどが1羽で”孤独"や"寂しさ"を表現されているようです。俳句愛好の方々にこの親子の姿を見せてあげたいと思ってしまいます。
また、カイツブリは水鳥の中でも、巣作り、休憩など生活全般が水の中(カモなどは休憩時に陸に上がることがある)で、水草の存在、害のない水質など水辺の自然環境の保持改善が求められています。カイツブリの語源には諸説がありようで面白いです。琵琶湖のある滋賀県の県鳥であることも知りました。
7月の1番子の際には餌としてトンボを与える様子がよく見られましたが今回は小魚ばかりでした(画像2)。ヒナをおんぶしているカイツブリを見るのは鳥見歴15年で初めてでとても嬉しく感動しました。
📷画像1 おんぶされるヒナ3羽
📷画像2 小魚をもらうヒナ
Comments