今年も野鳥の繁殖シーズンのピークを迎えています。この時期になると事務局には
こんな問い合わせがたくさん寄せられます。
・我が家の庭に、飛べないスズメが落ちている。どうすればいいの?
・道路で羽が生えたばかりのツバメの赤ちゃんが落ちている!何とかなりませんか?
といった内容です。
そんな問合せの対応としては
・近くで親鳥が見守っていますので、そのままにしておいて下さい。
・近くの木の上にとまらせて下さい。
・犬や猫に見つからないように、植え込みの下などに移して下さい。
とお答えしています。
ただ、このやりとりでは相談された方には不満が残るケースがあります。
そこで、何かほかに対処する方法がないかを探してみました。すると日本野鳥の会
岐阜の会報(第646号)に良い方法が載っていました。要約すると以下の通りです。
落ちたひな鳥を見つけたら、カップ麺の容器にヒナを入れて安全な所に移動させたり
容器をヒモで吊ったりすると良いとの内容でした。カップ麺の容器は高さもありヒナ
が落ちるのを防ぐのにも良いアイデアだと思います。但し、カップ麺の容器やヒモは
どこでもすぐに準備出来るものではない!またヒナが親鳥の保温を必要とする場合には
うまくいかない!などの限界はあります。またカップは倒れないようにガムテープなど
で固定する!吊るす場合は雨のかからない所を選ぶ!などの配慮は必要となります。
🐣以上をふまえて、ヒナちゃんのヒナン(避難)カップを作ってみました。下段の写真を
ご参照下さい。※最近の容器は紙製が増えているので、中に柔らかい布などを入れると
ヒナの保温に役立つと思われます。 ヒナンカップ、機会があればお試しください。
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