文と写真 宮崎市 千代延好晃さん
昨年(2022年)10月4日の話です。 宮崎市民の森公園(西園 憩いの池付近)を散策していると、一羽の小鳥が頭上の枝に止まりました。キビタキのメスくらいに考えて撮影したのが添付の2枚です。帰宅後、書籍・ネットを調べてみましたが、キビタキのオス・メスの掲載データに、私が撮影した個体に合致するものは見当たりませんでした。考えあぐねてひらめいたのがマミジロキビタキでした。マミジロキビタキのオスは眉が白、体は黒と白、腰が黄色なのでひょっとするとメスかもと思い、ネットで検索すると私が撮った画像とよく似た
メスが載っていました。
「みやざきの野鳥図鑑(初版)175ページ」によると、1982年にメス(御池野鳥の森)、2006年にオス(愛宕山)の記録掲載はありますが写真はありませんでした。
もし、私が撮った画像がマミジロキビタキのメスであるとすれば、希少な旅鳥の観察記録になるかもしれないと思い、色々な方に写真を見てもらいましたが識別が進みませんでした。ところが最近になって有る識者の方から「マミジロキビタキのメスで良いと思う。キビタキのメスには白や黄色の斑はない。」との連絡を頂きました。この連絡を頂き、安堵とするとともに希少な野鳥に出会えたことに感謝しました。
今後とも、野鳥を見かけて少しでも違和感を感じた時は、特徴を記録したり、色々なアングルでの記録写真を残しておきたい思います。気候や環境の変化で、思いもしない鳥が宮崎に来ていることがあることが度々ありますので。
📷マミジロキビタキ
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