宮崎市 森本誠二
事務局の森本誠二です。これからシリーズでカラスの紹介記事を掲載します。
皆さんは普段カラスをどのように見ていますか。すごく身近な鳥で、どこに行って
も見られます。真っ黒でなんか不吉な感じがする人もいるかと思いますが、実は
カラスはとても感情が豊かで利口な鳥です。よく観察するととても人間臭い面白い
鳥です。これからカラスの色々な面について紹介していきたいと思います。
さて、カラスという名前はなぜついたのでしょうか。3つの説を紹介します。
・色が黒いことから「くろし」と言っていたのが次第に「からす」と言うように
なったという説
・「かーかー」「からら、からら」という鳴き声に、とりを意味する接続語「す」
がついたという説
・鳴き声が不吉さを連想させ、鳴く様子が「気をからす」「邪気をからす」とい
うような行動をしているように見えることに由来しているのではないかとい
う説 どれももっともらしくて、なるほどと思ってしまいます。
カラスの漢字 カラスの漢字表記は2種類あります。
まずは「烏」これは「カラスは真っ黒なので目が何処にあるのかわからない。
それならば「烏」の字から目にあたる部分(一本線)を取って烏(からす)という
字にしよう!」ということで作られたとのことです。
もう一つの表記は「鴉」これは「カラスはガーガーと鳴く。それならば、鳥の字
の横に「牙(ガ)」という字をあてればいい!」ということで作られたとのことです。
次回はカラスの種類について説明していきます。
宮崎神宮 大藤棚のハシボソガラス (撮影:事務局 田辺英樹)
市民の森のハシブトガラス (撮影:事務局 田辺英樹)