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野鳥保護推進について

このコーナーは、人と野鳥や野生生物との関わりを考え直す機会提供の場として設けました。昔からの風習などで野生成物に迫害やストレスが加えられている現状や対策について関連記事ご紹介していきます。


🐦驚きの輸入証明書 長崎でメジロ違法飼養者を検挙  発   端:市民からの通報でメジロの違法飼養容疑  期   日:2018年12月21日  捜   索:警察、県職員、市職員とメジロの所有者宅の捜索  場   所:長崎県佐世保市の店舗  押   収:日本産のメジロ6羽  飼 養 者:70台男性  調査結果:      日本輸入鳥獣振興会が発行の鳥獣輸入証明書を所持     (法的根拠は一切なく、未だにこのようなものが存在しているとは驚き)      鑑定書にはインドネシアメジロ、学名がハイバラメジロになっていた。      捜索現場で確認したところ、ハイバラメジロではなく日本産のメジロであ      ることが判明。証明書では年齢が15歳以上になっているが、頭骨をみた4      羽のうち、1羽は幼鳥であることを指摘。(U鑑定士)  その後の処理:メジロはリハビリのため、警察が九十九島動植物園に預け、放鳥時      に関係者が立ち会う事となりました。

🐦カスミ網がヤフオクに出展されました。 2018年10月31日  10月27日、ヤフオク(ヤフーオークション)なんと鳥獣保護法で使用はもちろん、所持すら禁止されているカスミ網が出展されました。  日本野鳥の会東京支部の川端氏が出展者に対し、カスミ網の販売は違法行為である旨を伝えたところ約1時間後には販売が取り下げられたとのこと。 【川端氏が出展者に伝えた内容】 カスミ網の販売は鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律第十六条第二項に違反しておりますがご存じですか?(同施行規則第十七条により規定)違反した際の罰則は6か月以下の懲役又は五十万円以下の罰金です。 カスミ網(かすみあみ) 野鳥を捕獲するための網。細く黒い糸を使って作られており、遠くから見ると背景に溶け込んで見えにくくなる。名は霞のように見えにくいことからついた。野鳥がよく通過するような場所に2本の竹ざおやポールを立て、その間に網を張る。過去には野鳥の狩猟に使われていたが、現在では使用のみならず、販売や所持も禁止されている。この厳しい措置は、日本野鳥の会 が中心となって進めた運動の成果で、1991年の法改正により実現した。調査研究のための捕獲に用いられることがあるが、環境省の許可が必要。バードファン 「野鳥言葉辞典より引用」


🐦全国野鳥密猟対策連絡会の2018年度の取組み 2018年5月1日  全国野鳥密猟対策連絡会の活動目的は密猟をなくすこと、違法飼養をなくすこと 野鳥を輸入させない事にあります。平成4年に密対連が発足した当時の3つの目標は 近年おおむね達成できましたが、未だに「メジロの鳴き合わせ会」は根絶されていない状況にあります。 【密対連の発足当時の活動目標】 ①野鳥の輸入は原則禁止(平成11年、中国から10万羽の野鳥の輸入が禁止された) ②現行法に基づく野鳥の密猟取り締まりの強化 ③野鳥の愛玩飼養の廃止(平成24年から原則として愛玩飼養目的の捕獲は禁止されて  います 。)  密対連がHPに設置している「密猟110番」には年間100件以上の情報が届きます。内容は主に違法飼養に関する情報が多いのですが、カスミ網やトリモチによる密猟もたくさん寄せられます。鳴き合わせ会の情報は少ないのですが昨年、大阪府警10署 が連携して摘発した『鳴き合わせ会』は何十年と同じ場所で開催されていました。 他府県でも、いまだにこのメジロの鳴き合わせ会は実施されているのではないかと思われます。 野に生きるのが野鳥の当たり前の姿です。人間のわがままで野鳥を苦しめる事が無くなるよう願いたいものです。



🐦 狩猟免許はく奪の話       2017.11.3  今年も狩猟解禁日が近づいてきましたが、昨年の猟期に間違って?希少種(ワシントン条約付属書Ⅱ類)のトモエガモを猟銃で撃ち、自慢げにがアウトドアのグラビアに写真を飾っていたS氏(神奈川県)の話に『続編』がありますので報告をさせていただきます。  神奈川県警 相模原南警察署によるとS氏については、銃刀法違反等の余罪が見つかり、S氏から狩猟免許をはく奪したとのことです。  サギとコウノトリを間違えて撃ってみたり、トモエガモを撃ったりとルール違反を繰り返すようなハンターは狩猟免許を取り上げて当然かと思われます。 狩猟免許制度のレベルアップを切に望みたいものです。


🐦 巣箱づくりにチャレンジ! 環境イベントで子供達が頑張りました!  事務局 2017.7.19  7月15日㈯,16日㈰にイオンモール宮崎で開催された環境フェスタ(環境みやざき推進協議会主催)に日本野鳥の会 宮崎県支部が参加させて頂きました。野鳥の会の出番は,15日㈯13時半から17時まででした。 主な内容は、子供たちがチャレンジする「シジュウカラの巣箱づくり」や、バードウォッチングの楽しみ方の説明、写真ボードによる宮崎の身近にいる野鳥の説明などでした。 巣箱づくりは、事前にカットした杉材をつかい、子供たちがトンカチでクギどめしながら組み立てるというものでした。野鳥の会のスタッフがアシストしながら皆じょうずに作っていきます。中には、大人の男性もおられ一人で熱心に挑戦しておられました。巣箱の掛け方のパンフレットも持ち帰ってもらいました。とても良くできた部材のキットですね!とたくさんの参加者に喜んで頂きました。 ステージの上に設置した、超望遠のスコープを覗き込んだ人は、口々にこんなに近くに見えるの!!と驚いておられたり、野鳥の写真を見た人は、この綺麗な鳥が宮崎にいるんですか?と質問されていました。野鳥や、バードウォッチングに感心のある人がたくさんおられる事がわかり、大変充実したイベントとなりました。




チビッコやお母さんに喜んでもらおうと、野鳥の会のおじさん達も頑張りました!



🐦 皆様の寄付で設置が出来た巣箱からシマフクロウが巣立ちました。

 7月13日事務局 【速報】

皆様のご寄付で設置した巣箱から、シマフクロウのヒナが巣立ちました! Tシャツ「千人の森」2016のご寄付により設置した巣箱から、シマフクロウのヒナが1羽巣立ちました!この巣箱は、釧路地域の野鳥保護区に昨年10月に掛けた巣箱です。 日本野鳥の会が独自に調査を行った際、繁殖が発見された地域で、民有地であり、伐採等のリスクがあったため、当会が土地を買い取り、野鳥保護区を設置しました。 昨年までは、天然木の「洞(うろ)」を使っていましたが、エゾクロテンに襲われたり、巣穴の入り口が折れた枝に塞がれたりと、あまり良い状況ではありませんでした。 天然木があるので、補助的に巣箱を設置したところ、こちらの方が住みやすいと判断したのか、早春には営巣をはじめ、無事巣立ちとなりました。 シマフクロウは3月頃に卵を産み、1ヶ月ちょっとでふ化します。ヒナは親からエサを運んでもらい巣の中で成長します。巣立つのはその後45~53日ほど。だいたい6月の初めころになります。 レンジャーは子育てをじゃましないように注意しながら、繁殖のようすを調査し、4月に巣箱を使っていることを確認。6月中旬には、巣箱から出て木にとまっている幼鳥を1羽、観察することができました。幼鳥にとってはこれからが大変な時期ですが、厳しい自然を強く生き抜いて欲しいと思います。 日本野鳥の会は新たな巣箱の設置を進めてまいります。 千人の森2017は、Tシャツ1枚のご購入につき250円がシマフクロウの巣箱を設置するために使われます。 1000人の方のご購入でシマフクロウの巣箱を1つ※設置することができます。 ※巣箱の製作、運搬、設置、設置後の巡回やメンテナンスにかかる費用の合計額







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